「114個」の記事をアップしました 2021/03/14

注文住宅の資金計画①「つなぎ融資」とは?

注文住宅の資金計画において登場する「つなぎ融資」。一般の方にはあまりなじみのない融資ですのでまとめてみました。

「つなぎ融資」とは?

多くの住宅メーカーは工事代金を工事の進捗に合わせて2~3回に分けて入金することを契約書において定めています。現金で支払ったり、借入先が分割で融資を実行してくれる場合はよいのですが、建物完成後に融資実行となるフラット35などの住宅ローンを利用する場合、契約書に沿った入金ができません。

そんな時に利用するのが「つなぎ融資」です。「つなぎ融資」とは、お客様が申し込んだフラット35や住宅ローンがおりるまでの間、その借入原資をもとに一時的に金融機関で工事代金を立替えるローンのことです。

つなぎ融資はどこから借りる?

つなぎ融資は、借入先の金融機関が用意している場合と、住宅メーカーの提携商品を利用する場合があります。信用金庫やフラット35取扱金融機関のモーゲージバンクなどは独自のつなぎ融資を用意している場合が多いです。特に、フラット35を利用する場合は、土地建物を1本の融資で組むこととなるので、土地からの購入の場合、「つなぎ融資」を利用する必要があるのです。

また、最近台頭しているネット銀行は「つなぎ融資」を自社の制度として持っていないケースが多く、その場合は住宅メーカーが用意しているつなぎ融資を利用します。住宅メーカーの「つなぎ融資」は、住宅メーカーが信販会社や銀行、自社出資のモーゲージバンクなどと提携し、抵当権設定までの間を保証することで低い金利水準で提供が可能となっています。もちろん、住宅メーカーの規模によって「つなぎ融資」の用意がない場合もあります。

住宅メーカーのつなぎ融資のフローは下記のとおりです。

つなぎ融資の必要書類や費用は?

つなぎ融資を利用する場合、必要となる書類は主に次の通りです。

・つなぎ融資申込書、個人情報に関する同意書
・印鑑証明書
・住宅ローンの融資決定通知書
・工事請負契約書など
(証書貸し付けの場合は、申し込み後に「金銭消費貸借契約」を締結)

必要となる費用は借入先によって異なりますが、一例をあげてみます。
・印紙代(証書貸付か手形貸付かにより異なる。信販会社の場合不要)
・つなぎ利息(おおむね1.5%~2%程度)
・事務手数料
・(フラット35の場合、融資保険料)

つなぎ融資を利用する場合に気をつけること

「つなぎ融資」は、住宅ローンを利用し注文住宅を建てる場合に必要となるものです。その仕組みを理解せずに住宅営業の言われるがままに申し込んでいるケースが多いように思います。「つなぎ融資」にかかる費用をしっかりと見積もってもらい、できる限り短い期間で済むように手続きを進めることが重要です。建物完成後、スムーズに住宅ローンを実行し「つなぎ融資」を確実に返済できるようにしたいですね。

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