どうも納得できない話~管理費や修繕積立金は住宅ローンの返済負担率に含まれない

戸建て住宅メーカーからディベロッパーに転職してもうすぐ2か月が経とうとしています。予期せずに販売現場を経験しているのですが、どうも納得できないことがあります。

それは、マンション購入時の住宅ローンの審査において、管理費と修繕積立金(駐車場も…)が返済負担率に含まれないことです。

私は住宅メーカー時代に住宅ローンを統括する部署に所属し、また住宅ローン会社の立ち上げもおこなった経験から、住宅ローンについてはよく分かっているつもりです。住宅ローンの申し込み時に必ず提出する「今回の住宅ローン以外の借り入れに関する申告書」というものがあります。入居後も毎月一定額を支払うものについては申告し、借り入れの返済負担率に含めることが一般的です。

管理費や修繕積立金については、どうやっても入居後毎月払うことが確定しています。銀行に金額が分かる資料ももちろん提出しているはずです。それでもそこは「毎月支払う金額」には含めないのです…管理費と修繕積立金が合わせて20,000円だとすると、それを返済負担率に含めて考えた場合、600万円ほど借入金額が少なくなります。(35年返済の場合)年収500万円の場合、計算上の返済負担率が25%だったとしても、管理費、修繕積立金を含めると30%近くになるのです。

これに違和感があるのは私だけでしょうか。「今現在払っていないから計上しなくていい」という考えなのでしょうか。自分の身の丈以上の買い物をしてしまい、人生の選択肢を狭めてしまう人を減らしたい、という私の漠然とした思いは、不動産を販売する立場と両立はしないようです。

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