ジェンダーはビジネスの新教養である

ESGアクティビストも台頭してくる今、 ジェンダーの視点は企業にとっても欠かせない。
そのことを具体例を交えてわかりやすく「炎上」を通して伝えているのがこの本

治部れんげ 「ジェンダーはビジネスの新教養である 炎上しない企業時情報発信」2018年

最近の主に企業CMで「炎上」してしまった事例をいくつか紹介しています。
・2015年 ルミネ
 →女性には仕事の成果ではなく見た目の華やかさを求めているような演出
・2016年 資生堂「INTEGRATE」
 →女性の価値は年齢で決まるような演出
・2017年 サントリー「頂」
 →私個人的には問題外の内容。
  男性から「男はこういうのが好きなんでしょ、と言われているようで不快」との意見有
・2017年 ユニ・チャーム「ムーニー」
 →父親が出てこないことで「ワンオペ育児」を彷彿とさせるとの意見有

筆者は、このようなことを避けるためには女性の担当者を入れるだけでは解決しないと言っています。
企業において、活躍する女性の中には「女性の男性化」進んでいることも多いといいます。

私も、男性化していた時期があったな、と思い当たる節があります。
男性化したかったわけではないけれど、そういう風に振舞わないと評価されない気がしていました。

筆者は、社内で、性別や年齢を超え「違和感」を表明できる組織になることが重要だとしています。
まずは「なんとなく」感じるものを見つめて、言葉にする。
そして、その「ものの見方」が自分の家族形態や属性、文脈に影響を受けていることを意識しつつ
相対化しながら共有することが重要だという。

…これはなかなか難しい。
多くの人が話し合いに参加して、主体的に発言しなければならないと思います。
そのためには、企業が「多様な意見を求める姿勢を前面に出し、意見が出てくるのを辛抱強く待ち、
時には「勇気づける」ことが重要だと思います。

私は今回転職を経験し、また企業において「マイノリティ」になりました。
やはりなかなか意見は言いづらいし、会社の組織体制や事業内容については質問もしづらい
(まずは目の前の仕事を覚えなさい、と言われそう&思われそう)

自分ですべてを乗り越えていくことは、全員にできることではないから
勇気づけて、勇気づけられる、そんなコミュニティを作りたいものです。

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