「114個」の記事をアップしました 2021/03/14

私もはまった「オールド・ボーイズ・ネットワーク」の罠

リモートワークになってもうすぐ2週間、大分ペースが掴めてきました。アフターコロナで働き方が変わるのであれば、ぜひなくなってほしいのが会社における「オールド・ボーイズ・ネットワーク」です。

「オールド・ボーイズ・ネットワーク」とは

「オールド・ボーイズ・ネットワーク」とは、
成功して長く続いてきた男性中心の会社や団体などの組織において、男性たちが作り上げてきた慣習や言い方、礼儀作法や仕事のやり方のことです。その男性中心の組織に女性が入れてもらえず、女性がコミュニティのアウトサイダーとなり、日々の仕事に支障が生じてしまう状態のこと。「オールド・ボーイズ・ネットワーク」は、組織があり成功しているかぎり厳然としてあるものと言われています。

例えば、企業で男性たちが飲み会に行ったり喫煙所に集まったりして、女性がいないところでいろんな話題を議論したりうわさ話をしたりしている。そのコミュニケーションで一種のコンセンサスが出来上がってしまい、そのコンセンサスが正式な組織の会議に上がり物事が決まってしまう。だから、会議の前にすでに物事は決まっているわけです。これは「オールド・ボーイズ・ネットワーク」のわかりやすい例です。

また、昇進を決めるときにも男性候補に対する評価は、「あいつは可能性がある」「能力がある」「やる気がある」など、ポジティブに捉えられる傾向があるが、女性候補の場合は、ほとんどの場合で「実績」が問われるともいわれています。

「オールド・ボーイズ・ネットワーク」は転職したての会社に似ている?

「オールド・ボーイズ・ネットワーク」の一例として、組織内で「こういう時にはこういう振る舞いをする」という約束事、暗黙のルールを男性は代々受け継がれるが、女性は教わらないことが多いという。

これってちょっと転職したての会社で立ち振る舞うときに似ている。転職したばっかりだと、「誰に聞いたらいいのか」「誰の承認をとったらいいのか」「何がどこにあるのか」「誰が決めているのか」が分かりません。「オールド・ボーイズ・ネットワーク」の中の女性ってこんな感じなのです。

分からないことがあったときに、「誰に聞いたらいいのか」「どういう道筋を立てればいいのか」が分かっていれば、解決しているようなものです。長いこと同じメンバーで、同じ場所にいると、これが分かっているから「楽」なのです。

私がはまった「オールド・ボーイズ・ネットワーク」

私は前職の時に「オールド・ボーイズ・ネットワーク」を感じたことが何度かあります。当事者の話を聞かずに噂話が広まっていくことに本当にびっくりします。「○○らしい」といった根拠のない話が喫煙所の男性たちに共有されて、それがそのまま人事考課に反映されてしまう、なんてことはよくありました。当事者にきちんと話をしてみると、ただの噂話だとわかるのですが、自分にとってつらい話だったり権力のある男性からの注意だったりするとなかなかそこまで追及できません。

会議前の根回しも最初は頑張ってやっていたのですが、どうもうまくいかずに途中からあきらめてしまいました。これもなんだか転職したての状況に似ていませんか?

アフター・コロナで「オールド・ボーイズ・ネットワーク」も変わる?

新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点から、多くの会社でリモートワークが導入され、不要不急の会議や飲み会がなくなっています。オフィス内の喫煙所も4月からなくなっているでしょう。

この状況だと、大切なことや論点だけを端的に必要な人に共有していくようになるのかなと思います。飲み会や喫煙所で形成されてきたコンセンサスや、長時間労働で残業している人たちだけで共有してきた情報なんかがなくなって、企業内でも実力で勝負するような風潮になっていくのかもしれません。

いろんな働き方ができるようになって、「個」の力が男性も女性も、今までの歴史や慣習に囚われずに発揮できるようになるといいなと思います。

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