相次ぐ河川氾濫…「どこに家を建てるか」ということの重要性

ここ数日降り続く雨、福岡や熊本で河川が氾濫し、街の中に一気に濁流が入り込む映像がニュースで流れています。台風シーズンはまだまだ先ですが、「水」の怖さについて再認識している方も多いと思います。

また、相次ぐ災害を受けて、損害保険大手4社が2021年4月から住宅向け火災保険料を全国平均で6~8%程度引き上げるという記事も日経新聞に出ていました。

これから家を建てようと思っている方は、「どんな家を建てるか」よりも「どこに家を建てるか」が重要なことを認識してほしいと思います。

私の浸水体験

私が、「水」の怖さを実感したのは、2015年の9月の台風18号。当時静岡県浜松市に居住していました。雨が止んだ終業後、車で自宅アパートに向かう途中、すでに国道が浸水していました。

自宅に向かう道路には、どう見ても水が溢れ入っていけない状況。仕方なく、国道沿いのコンビニに車を止めて、水の中を歩いてアパートに向かいました。アパートの少し手前で水かさが増し、膝上まで水につかりながら、なんとかアパートにたどり着きました。着替えを取ってベランダの片づけをし、短パンに着替え、サンダルに履き替えてまたコンビニまで戻り、その後知人宅に身を寄せました。

車を運転しているときに、みるみる水かさが上がっていく恐怖、「何とか持ちこたえて」と祈りながら水に突っ込んでいく感覚、いまでも鮮明に思い出します。それほど、迫ってくる「水」は怖いものです。その台風の後、高台に引っ越しました。

昨年10月の台風19号は東京で体験しました。阿武隈川や千曲川が氾濫し、新幹線の車両基地が水没したことは記憶に新しいです。新幹線や電車もすべて止まり、台風の怖さを再認識することになりました。

最低限確認するべき3つのデータ

これから家を建てる場合は、最低でも下記の3つは確認するべきと思います。
先日ブックレビュー記事を書いた「災害に強い住宅選び」という本がとても参考になります。

「災害に強い住宅選び」~不動産の災害リスクは自己責任

ハザードマップ
・河川整備計画
・国土地理院地図

最近の戸建て住宅はハイスペックですし、都心のマンションの価格は上昇しています。高い買い物を住宅ローンというリスクを取ってするのですから、営業担当や販売員任せにせずに、自分で調べることが重要です。

住宅とは命を守るもの、設備や仕様ではなく、「どこに建てるか」そして、災害に見舞われたときにその家を「どう再建するのか」。災害という面でも、出口戦略が今後重要になってくると思います。

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